2010年05月31日

犬に噛まれた。

本日、犬に噛まれたとのことで来院されました。
犬に襲われるのは決まって子どもか女性です。

それは兎も角として、

犬に噛まれて、まず問題になるのは
狂犬病と破傷風、そして傷口の問題でしょう。

まず狂犬病ですが、
日本では過去50年間
国内での犬咬傷による発病者がおりませんので、
まず大丈夫でしょう。
外国で犬に噛まれたというのであれば話は別です。

破傷風トキソイド接種は受けておいた方が安心でしょう。
3種混合ワクチンをしているからといって、安心は出来ません。

最後に傷口の問題ですが、
犬の咬み口は、歯によって深く食い込んでいることがあり
また、犬の口内には化膿性細菌が沢山いるので
抗生剤の投与が必要です。
専門家による処置を受けておいた方が良いでしょう。
軽いからといって自己流の処置は禁物です。

犬に限らず動物に噛まれると、こと厄介です。
かまれた方も厄介、咬む動物の飼い主も厄介なことになります。
ペットは、法律と一般ルールを良く守って飼うようにしましょう。
私も犬がほしいのですが、
散歩とトイレの世話が十分出来そうでないので飼うのを躊躇してます。

以下に参考文献をあげておきます。
一応キーポイントだけを引用しておきますが、
詳しくは原文http://www.nms.co.jp/QQ/bite.htmlをご覧下さい。

犬咬傷
1)犬の口内にはブドウ球菌、レンサ球菌、その他種々の細菌、ウィルスが多
   数存在するので、咬傷による感染の可能性を考慮し、治療に当たる。
2)基本的治療
1.傷の周囲を水、または石鹸水で洗浄する。
2.傷を過酸化水素水またはヒビテン水で十分洗浄、消毒する。
3.創縁、および挫滅組織を切除する。
4.創は原則として開放性にする。ただし、創が小さく新鮮なもの、顔面、関
節周囲、血管や神経などが露出しているものは緊縛しない程度に縫合する。
5.抗生剤と破傷風トキソイドの投与を行う。重症例では、テタノブリン(乾
燥抗破傷風人免疫グロブリン)も使用する。

今回は以上です。





posted by くまさん at 14:11| 福岡 ☁| 連絡事項 | 更新情報をチェックする