ガーダシルとは?ガーダシル(製造販売元/MDS株式会社)とは、平成23年7月1日(金曜日)に新たに薬事承認され、8月26日(金曜日)に発売された子宮頸がん予防ワクチンです。
これまで日本では「サーバリックス」(製造販売元/グラクソ・スミスクライン株式会社)が流通し、公費助成の対象となっています。
サーバリックスとガーダシルの違いは?<サーバリックス>HPV(ヒトパピローマウイルス)16型・18型の感染を防ぐ2価ワクチンです。
接種回数および間隔は、初回、1か月後、初回から6か月後の計3回接種です。
<ガーダシル>HPV(ヒトパピローマウイルス)16型・18型・6型・11型の感染を防ぐ4価ワクチンです。
接種回数および間隔は、初回、2か月後、初回から6か月後の計3回接種です。
「サーバリックス」と「ガーダシル」どちらを選べばいいの?「サーバリックス」と「ガーダシル」はいずれも子宮頸がんの予防効果があります。医療機関で相談し、接種できる方を接種してください。
ただし、1回目に「サーバリックス」を接種した方は、2回目以降も引き続き「サーバリックス」を接種してください。
子宮頸がん発症に関わるヒトパピローマウイルス(HPV)16型・18型の抗原を含む点では同じですが、
ガーダシルには、それ以外に子宮頸がんとは別の尖圭コンジュローマ(性器にできるイボ:治りにくい性病の一種ですが、死をまねくことはない)の原因となるHPV6型・11型の抗原が含まれている点が大きく異なります。
頸がん発症に関係する16型・18型の抗体産生はサーバリックスの方が少し高いという報告もあります。
ただ、クロス防御反応や抗体の産生量〜持続期間などで、まだ不明な点も多いので、どちらが勝っているか 現時点では判断できません。
助成対象や接種方法は?接種対象は引き続き、中学1年生から高校1年生の年齢に相当する女子(平成7年4月2日生〜平成11年4月1日生)となります。
※ 高校2年生の年齢に相当する女子(平成6年4月2日生〜平成7年4月1日生)の方は、平成23年1月11日から平成23年9月末日までに、1回目もしくは2回目を接種した場合に限り、つづく2回目または3回目も平成23年度中公費助成の対象となります。
※ ガーダシルが公費助成の対象となるのは、9月15日(木曜日)以降に接種したものになります。9月14日(水曜日)以前に接種した場合には、公費助成の対象となりませんので、ご注意ください。
厚生労働省参考資料もご覧下さい。
posted by くまさん at 12:28| 福岡 ☀|
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